誤嚥性肺炎のレビュー
- #疾患別
高齢化がますます進み、誤嚥性肺炎についての現場での悩みはつきません。
誤嚥性肺炎について、歴史から現場でのマネジメントまで解説いたします。(こちらは「レビュー」編です)
※こちらの記事は在宅医療従事者のための動画プラットフォーム「peer study 在宅医療カレッジ」のプレミアムセミナーの内容の一部を公開したものです。
講師
医療法人愛仁会 明石医療センター
官澤 洋平
チャプター
- 誤嚥性肺炎の問題点
- 3つのポイント ①リスクを押さえる
- 3つのポイント ②特徴的な臨床所見
- 3つのポイント ③画像所見
- 抗菌薬治療
次は誤嚥性肺炎のレビューについて見ていきたいと思います。
2001年のレビュー( Paul E. Marik, M.B., B.Ch.,Aspiration Pneumonitis and Aspiration Pneumonia,N Engl J Med. 2001;344:665–71.)の中では誤嚥性肺炎に関する4つの問題が挙げられています。
みなさんどうでしょうか?ピンと来るものがあるのではないかと思います。
この点を押さえると誤嚥性肺炎についてさらに理解が深まるのではないかと思います。
誤嚥性肺炎は完全な診断基準がないというところが誤嚥性肺炎を難しくしてしまっているところなのではないかと思います。
誤嚥性肺炎の診断で大切なことは以下の3つです。
- 難しいと認識する
- 3つのポイントをおさえる
- ピットフォールを外さない