運営

電話対応の負担が4割減!クリニック院長に聞く業務効率化の秘訣

  • #運営
  • #品質
電話対応の負担が4割減!クリニック院長に聞く業務効率化の秘訣

近年、多くの在宅医療機関が直面している「人手不足」という課題。「人手不足」にお悩みの院長・事務長の皆様も多いのではないでしょうか。

このシリーズでは大胆な発想と独自の取り組みでこの問題を解決し、スタッフの定着率向上や患者満足度の向上を実現したクリニックにその成功の裏にある工夫や取り組みについて伺っていきます。

患者数の増加に伴う電話対応の負担増加は、多くの医療機関で抱えている課題の一つです。ホサナファミリークリニックでは、アウトソーシングサービスの利用により電話対応の負担軽減に成功し、診療の質向上や情報共有の円滑化を実現されました。この成功の秘訣についてインタビューさせていただきました。

ー初めにホサナファミリークリニック様の概要と現在の体制について教えてください。

一木先生:
当クリニックは2014年4月に現在の場所で開業しました。当初は医師2名と事務1名でスタートしましたが、現在では常勤医師が4名、非常勤医師が3名、看護師が7名という体制に拡大しました。また、地域連携室を設置し看護師2名とソーシャルワーカーを配置しています。これに加え、訪問看護ステーションや有料老人ホーム、小規模多機能施設も運営しています。

患者数に伴い診療以外の電話も増加

ーアウトソーシングサービスを導入前の状況を教えてください。

初めは私たち当番医師が、看護師さんなども介さずにすべて直接電話を受けており、 
診療と関係ない電話が来ることも多く他の医師からも不満が出ていました。
私自身も同じように感じていた中で、Okitell365のオンコール代行を知りました。

ー患者様の数が少ないうちは診療と関係ないお電話はあまりなかったのではと思いますが、どのくらいの患者数になったときにそのような内容のお電話が増えてきたと感じられましたか。

200名を超えたころから電話自体の数が増えて、その時から常勤医の疲弊も感じてきた印象で、300名を超えたあたりから関係ないお電話が増えてきたなと感じました。

当直医師の負担を考えOkitell365の電話代行サービスを導入

ー電話対応に対する先生方の負担もあり、お電話のアウトソーシングをご検討されたのですね。
他社の電話代行サービスもありますが、ご検討時にOkitell365との比較はされましたでしょうか。

一木先生:
比較はせず、Okitell365一択でした。
大規模医療法人での導入実績があるとのことで安心感もありましたし、価格帯としても導入しやすいものでした。

サービス導入により負担が4割程度減少

ー実際にOkitell365のオンコール代行サービスを導入されて感じられた効果やメリットについてお聞かせいただけますでしょうか。

一木先生:
一番のメリットはやはり、電話の内容が要約されてカルテに書かれた状態で来ることです。
自分で電話を聞きながら必要な内容を把握するのは負担にもなるので、要点がまとめられた状態で見られると分かりやすいです。
もちろん、関係ない電話が私たちのところに回ってこないということにもメリットを感じています。

ーOkitell365の導入で先生方のご負担が減ったとのことですが、導入前の負担を10とすると、現在はどの程度になったとお感じですか。

一木先生:
非常勤医師2名のうち1名は私が電話を受けた後必要時に往診を担当してもらっていますが、もう1名には電話を受けるところからお願いしているので、その先生もOkitell365を利用しています。
負担の軽減は体感として、4割程度減ったと感じています。

ー電話対応業務にお悩みの方に向けて、メッセージがありましたらお願いいたします。

一木先生:
クリニックの規模を拡大することになった場合、やはりすべてを自分たちだけで担うのは負担になるので、アウトソーシングサービスを活用することはとても重要だと考えています。

Okitell365を利用すれば診療に直接関係ない電話も代わりに受けてもらえますし、間に入って電話内容を要約してもらえると、とても分かりやすくなり当番の先生の負担も減っていると感じています。私としてはとても費用対効果が感じられるサービスです。

関連記事

  • 在宅医療のオンコール代行サービスとは?サービスのメリットや選ぶときのポイントを解説
    • 開業・運営に役立つ
    • 運営

    在宅医療のオンコール代行サービスとは?サービスのメリットや選ぶときのポイントを解説

この記事を書いた人

在宅医療カレッジ編集部

在宅医療に関わる方・これから始めたい方を応援する在宅医療の情報プラットフォーム「在宅医療カレッジ」編集部です。 「学ぶ」「働く」「役立つ」をテーマに在宅医療に関するあらゆる最新情報を配信しています。

おすすめ記事

  • 価値観の多様性を認めあう「Value-Based Practice」とは|福岡ハートネット病院|大森 崇史先生

    在宅医療を学ぶ

    価値観の多様性を認めあう「Value-Based Practice」とは|福岡ハートネット病院|大森 崇史先生
  • 排泄ケアに役立つ福祉用具の種類と選び方

    在宅医療を学ぶ

    排泄ケアに役立つ福祉用具の種類と選び方
  • 【参加無料】医療DXオンラインセミナー|在宅医療クリニックにおけるRPA導入活用について

    セミナー

    【参加無料】医療DXオンラインセミナー|在宅医療クリニックにおけるRPA導入活用について
  • 精神科訪問診療の課題と未来を探る―地域の医療支援強化に貢献|医療法人社団悠翔会|中野 輝基先生

    在宅医療で働く

    精神科訪問診療の課題と未来を探る―地域の医療支援強化に貢献|医療法人社団悠翔会|中野 輝基先生

新着お役立ち資料

  • クリニックの集患のためのMEO対策とは|無料ダウンロード

    集患

    クリニックの集患のためのMEO対策とは|無料ダウンロード
  • 訪問診療クリニックにおける人材マネジメント成功の秘訣とは|無料ダウンロード

    採用

    訪問診療クリニックにおける人材マネジメント成功の秘訣とは|無料ダウンロード
  • 開業前に知っておきたい!訪問診療クリニック運営のポイントとは|無料ダウンロード

    開業/運営

    開業前に知っておきたい!訪問診療クリニック運営のポイントとは|無料ダウンロード

「開業・運営に役立つ」の新着記事

  • 電子処方箋リモート署名サービス、4月からの有償化に波紋
    • 開業・運営に役立つ
    • 制度

    電子処方箋リモート署名サービス、4月からの有償化に波紋

    • #制度
  • 在宅医療専門の人材採用支援サービス担当者に聞く!理想の人材が集まる訪問診療の求人票作成のコツとは
    • 開業・運営に役立つ
    • 採用

    在宅医療専門の人材採用支援サービス担当者に聞く!理想の人材が集まる訪問診療の求人票作成のコツとは

    • #運営
    • #採用
    • #人事
  • 次期診療報酬改定に向けた調査方針決定:在宅医療関係者が特に注目すべきポイント
    • 開業・運営に役立つ
    • 診療報酬

    次期診療報酬改定に向けた調査方針決定:在宅医療関係者が特に注目すべきポイント

    • #診療報酬
    • #運営
    • #開業
  • 厚生労働省、令和7年度版 医療機関向けサイバーセキュリティ対策チェックリストを検討
    • 開業・運営に役立つ
    • 制度

    厚生労働省、令和7年度版 医療機関向けサイバーセキュリティ対策チェックリストを検討

    • #制度

「運営」の新着記事

  • 在宅医療における新たな選択肢|往診代行サービスのメリットとは
    • 開業・運営に役立つ
    • 運営

    在宅医療における新たな選択肢|往診代行サービスのメリットとは

    • #運営
    • #品質
  • 訪問診療クリニック経営に役立つ「KPI」とは?設定方法や事例をわかりやすく解説
    • 開業・運営に役立つ
    • 運営

    訪問診療クリニック経営に役立つ「KPI」とは?設定方法や事例をわかりやすく解説

    • #運営
    • #品質
    • #開業
  • 訪問診療クリニックにおける電話対応業務の課題を解決|在宅医療専門の電話代行サービス「Okitell365」とは?
    • 開業・運営に役立つ
    • 運営

    訪問診療クリニックにおける電話対応業務の課題を解決|在宅医療専門の電話代行サービス「Okitell365」とは?

    • #運営
    • #品質
  • 訪問診療クリニックにおける医療事務の人材不足の課題を解決|レセプト代行サービス「レセサポ」とは?
    • 開業・運営に役立つ
    • 運営

    訪問診療クリニックにおける医療事務の人材不足の課題を解決|レセプト代行サービス「レセサポ」とは?

    • #運営
    • #品質