【2023年】IT導入補助金制度とは?対象や申請のスケジュールを解説
- #DX
- #制度
この記事はこんな方におすすめ
- 在支診や訪問看護ステーションの運営にかかわる院長や、管理者、事務長のみなさま
- ITツール導入を考えている
- ITツール導入時の補助金について知りたい
この記事を読むとこうなります
- IT導入補助金制度の基本的な内容が理解できる
- IT導入補助金の申請方法がわかる
「業務効率化のためにITツールを導入したいがコストがネックになり導入できていない」
このようなお悩みがある皆様、IT導入補助金制度はご存じでしょうか?
ITツール導入時の費用を一部助成してもらえる、中小企業や小規模事業者向けの制度です。
今回はこの「IT導入補助金制度」について、補助内容や申請方法を解説していきます。
IT導入補助金制度とは
中小企業や小規模事業者を対象に、生産性向上を目的としたITツール導入時に経費の一部を補助してもらえる制度です。2017年から実施されており、経済産業省が所管しています。
ITツールの種類や導入目的によって申請できる枠の種類が異なります。
- 通常枠
自社の業務効率化や売上アップを目的にITツールを導入した際の経費の一部を補助 - セキュリティ対策推進枠
サイバーインシデントを防ぐためのセキュリティ対策を行った際の経費の一部を補助 - デジタル化基盤導入枠
企業間取引のデジタル化のために会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフト・ECソフトを導入した際の経費の一部を補助
在宅医療機関からは電子カルテを申請することが多いかと思いますので、ここからは「通常枠」について解説していきます。
対象となるITツールについて
ITベンダーやサービス提供事業者が「IT導入支援事業者」としてIT導入補助金事務局に登録し、認定を受けたITツールのみがIT導入補助金の補助対象となります。
補助内容について
どのような費用が対象となるのか、どのくらいが補助されるのかを見ていきましょう。
通常枠にはA類型とB類型があり、導入したソフトウェアの機能によって分類されています。
導入するソフトウェアがいくつの業務プロセスを担っているかによってA類型かB類型に分けられます。
詳細については公式ページをご確認ください。
- ソフトウェア購入費・クラウド利用料(最大2年間)・導入関連費 が対象
ただし、IT導入支援事業者に登録された事業者が提供するサービスであることが条件です。在宅医療向け電子カルテ『homis』や訪問看護向け電子カルテ『homis Nursee』はIT導入支援事業者に登録しておりますので補助金申請が可能です。 - 補助率1/2、最大450万円までの補助
A類型では5万円~150万円未満、B類型では150万円~450万円以下となっています。
トピックとしては、2023年から通常枠(A類型)の補助下限額が、30万円から5万円に引き下げられ、少額でも補助金申請できるようになりました。また、補助対象経費となっているクラウド利用料の対象期間が、1年間から最大2年間に延長され、より長期間ランニングコストの負担が抑えられるようになりました。
※在宅医療向け電子カルテ『homis』や訪問看護向け電子カルテ『homis Nursee』で申請される場合は「1年間」のクラウド利用料が対象経費となります。
対象となる事業所
医療法人の場合、常時使用する従業員数が300人以下が対象です。
訪問看護事業所の場合は、以下のいずれかの条件を満たしている事業所が対象です。
- 資本金額や出資の総額が5,000万円以下の会社
- 常時使用する従業員数が100人以下の会社
- 常時使用する従業員数が300人以下の医療法人・社会福祉法人
申請の流れ
IT導入補助金制度を申請して在宅医療向け電子カルテ『homis』を導入するまでの流れを説明します。
(訪問看護向け電子カルテ『homis Nursee』の場合も同様の流れです)
申請の際には公式ページの公募要項もご参照ください。
① 申請前の準備をする
申請前に以下の3つを行います。
- gBizIDプライムアカウントの取得
申請には「gBizIDプライム」アカウント(ID・パスワード等)が必要となります。
「gBizID」ホームページより取得を行ってください。アカウント取得までにおおむね2週間かかりますのでご注意ください。 - SECURITY ACTIONについて
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「SECURITY ACTION」の宣言が必要になります。この宣言は、中小企業・小規模事業者等自らが、情報セキュリティ対策に取組むことを自己宣言する制度で、「★一つ星」または「★★二つ星」を宣言する事を要件としています。 - 「みらデジ」の「経営チェック」について
「みらデジ」ポータルサイト内にgBizIDで登録し、「経営チェック」の実施が必要となります。
② 交付申請(弊社との共同作成/提出となります)
- homisスタッフから『申請マイページ』の招待をいたしますので、代表者氏名等の申請者基本情報をご入力ください。
- homisスタッフにて導入するITツールに準じた入力フォームを案内しますので、『申請マイページ』より自医療機関の事業所情報や事業計画値をご入力ください。
- 『申請マイページ』上で入力内容の最終確認後、申請に対する宣誓を行い事務局へ提出していただきます。
③ 発注・契約・支払い
事務局から交付決定の連絡を受けた後、発注契約支払いを行います。
※交付決定の連絡が届く前に発注・契約・支払い等を行った場合は、補助金の交付を受けることができませんのでご注意ください。
④ 実績報告
ITツールの発注・契約、納品、支払い等を行ったことが分かる証憑を提出します。
『申請マイページ』にて証憑の添付を行った後、homisスタッフが内容の確認や必要情報を入力、その後お客様から実績報告書を提出します。
⑤ 補助金交付手続き
事業実績報告が完了すると『申請マイページ』で確定した補助額を確認できます。その内容を確認した後に補助金が交付されます。
⑥ 事業実施効果報告
定められた期限内に『申請マイページ』より必要な情報を入力し、homisスタッフの確認を経て、提出します。
お手続き中にご不明な点があればhomisスタッフにお気軽にご相談ください。
申請スケジュール
2023年後期の通常枠のスケジュールは以下となっております。
- 9次締切分
申請締切日:2023年12月25日 (月) 17:00
交付決定日:2024年1月29日 (月) (予定)
事業実施期間:交付決定~2024年7月31日 (水) 17:00
事業実績報告期限:2024年7月31日 (水) 17:00
- 10次締切分
申請締切日:2024年1月29日 (月) 17:00
交付決定日:2024年3月4日 (月) (予定)
事業実施期間:交付決定~2024年8月30日 (金) 17:00
事業実績報告期限:2024年8月30日 (金) 17:00
この機会に、ぜひIT導入補助金制度を利用した在宅医療向け電子カルテ『homis』や訪問看護向け電子カルテ『homis Nursee』の導入をご検討ください!
在宅医療向け電子カルテ『homis』導入時もIT導入補助金が申請できます
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クラウド型電子カルテで訪問先、クリニック、自宅どこからでも使える
インターネットが使える環境であればPC、スマホ、タブレットなどどの端末からでもアクセスし使うことができます。クリニックではパソコン、訪問先ではタブレット、自宅ではスマートフォンなどシーンに合わせて使い分けることができます。新たなソフトをインストールする必要もなく既存のインターネット回線でご利用いただけます。
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カルテはシンプルな構成になっているので、操作も簡単です。カルテを事前準備することで、定期処方や次回の検査内容を備忘録として確認でき、当日の診療をスムーズに開始できます。処方内容も過去のカルテを引用して作成できるなど入力作業の最小化を実現しています。
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基本マニュアルはもちろん、充実したFAQサイトもご用意しています。メールや電話での無償サポートもありますので気軽に問合せすることができます。
お客様の声
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